2022年9月30日
省エネ性能の平成11年基準の最上位は「等級4」でした。次世代省エネ基準という凄い名前で呼ばれていましたが、世界の先進国の中では最下位のレベルだったようです。
今年度は更に等級5→6→7が施行される予定です。
冷暖房削減率で比較してみると「等級4」を0%とすると「等級5」は約10%削減、「等級6」は約30%削減、「等級7」は約60%削減できます。「脱炭素」カーボンニュートラルの実現に向けて、日本国もいよいよ本気のようです。
しかし平成11年基準以上の住宅は全戸数の15%くらいだと推測します。
(平成29年の国交省資料で約10%より)
そこで中古住宅の長期優良住宅化リフォームという施策も進められています。耐震性や維持保全、省エネ性能、劣化の軽減などの項目をクリアした住宅には100万円前後の補助金を設定しています。
欧米の基準に近づけるためには、「等級6」以上を標準に考えていきたいところですね。
《back number》
■vol.1:エコロジーとエコノミー
■vol.2:ソレイユのような温かい家にしよう
■vol.3:床暖房リフォームは大変?
■vol.4:床暖房に無垢床材は大丈夫なのか?
■vol.5:高性能住宅に、なぜ補助金?その1
■vol.6:高性能住宅に、なぜ補助金?その2
■vol.7:高性能住宅は高くない
■vol.8:断熱性能はどこまで上げればいいのでしょうか?
■vol.9:システムキッチンと台所の断熱改修・ハウマッチ?
■vol.10:夏の住み心地を検証してみましょう
■vol.11:住まいの快適さをデータで実証
■vol.12:断熱性能を表すQ値とUA値
■vol.13:国が大きな補助金を出してまで断熱にこだわる訳
■vol.14:太陽熱で全館暖房という選択
■vol.15:快適な家を安く手に入れたい
■vol.16:住みながらの断熱リフォーム
■vol.17:命をつなぐサバイバル住居とは
■vol.18:ハイブリッドソーラー蓄熱の不思議
■vol.19:段差をバリアフリー にする床断熱リフォーム
■vol.20:命をつなぐサバイバル住居 その2
■vol.21:命をつなぐサバイバル住居 その3
■vol.22:太陽高度がグングン下がる
■vol.23:高性能住宅と床暖房
■vol.24:エアコンとソーラー床暖房
■vol.25:ヨシケン24時間全館暖房の魅力
■vol.26:ヨシケン床暖房の費用の内訳
■vol.27:ハイブリッドソーラーの由来
■vol.28:コロナウィルス予防には蓄熱床暖房
■vol.29:平均室温20℃のヨシケン床暖房
■vol.30:太陽で床暖房・めっちゃお得
■vol.31:エアコンに頼らない家
■vol.32:床下エアコンのむつかしさ
■vol.33:真冬の室内を5月の気候にする家
■vol.34:家中をムラなく暖めるHBSとは
■vol.35:夏を涼しく過ごすには
■vol.36:コロナ対策の換気と冷房
■vol.37:酷暑が牙をむく
■vol.38:秋分の日。冬への準備スタート
■vol.39:1日当たり200円で全館空調と給湯の家
■vol.40:次世代省エネ基準で造った家だけど寒い