暮らしを訪ねて。~無垢の暮らしを育んで~

2020年7月21日

昨年、ご実家の一部をリフォームされてご自分のスペースを設けられたF様のお宅にお邪魔して参りました。

珪藻土クロスの壁にキズをつけてしまい、どうしたものかとお困りでしたので、社長が、本物の珪藻土を使い桜の傷当てを施してみました。

珪藻土が乾くと、ほんのり薄い桜色になり、お部屋の優しいアクセントになりました。F様もホッとされたと同時に「あぁこう言う方法もあったんですね…」とご安心されたようでした。

そして、廊下部分で床鳴りがしていたようですので、そちらは棟梁がお邪魔して、プチ修繕工事をさせて頂きました。

オーナーのF様と棟梁


本物の木は生きていますので、季節による伸び縮みでもきしむ音が出たりしますが、今回は原因を探りながら、叩いたり、剥がしたり、削ったり、切ったり、F様も興味津々なご様子でした。
きしむ音の原因は、きっちり入れてあった断熱材の擦れる音だったようで、こちらも改善致しました。様々な道具を使い分けながら、棟梁お手製のコキア箒(スゴッ(゜д゜)!)も登場!して能率よく作業をして行く棟梁の様子を見ながら、「大工さんてずるいですね!カッコよく見えてきてしまいます!!」とF様。
(笑)そうなんです!建て方の時なんか、ほんとカッコよく見えてしまうのが、悔しいくらい…?!(昼間のパパの姿を、世のお子ちゃま達にもこっそり見て欲しかったりしますね!)

さてさて…オーナーのF様は新居にお住まいになられてから、本当にご自分の暮らしに愛着を持ちながら過ごされていらっしゃるのが、お部屋の様子やお話の中でも感じられます。「無垢とか、大壁、梁や斜天井、赤松に桐にひば、珪藻土…」そんな言葉もリフォームを具体的に考えるまで、全く知らない事ばかりだったと言うF様。
殆んどの方がそうだと思います。
けれど今では、すっかり“家の見方が変わった”とおっしゃっていました。経験に勝るものはないですからね!

そして、ご自分でもこのステイホーム期間中に“DIY女子”となり、本棚やバスケットラックを初めて作ってみたそうです。

ご覧下さい!素敵な本棚ですよね!!既製品ではお部屋のイメージに合うものがなかなか無かったので、好みの材料を調達して作成。本棚の側板の抜け感がおしゃれで、そこをまた利用して棚部分を作った発想が素晴らしいです\(^o^)/

バスケットラックもカウンター下に4個がスッキリ納まり、いい感じです!

カウンターやニッチもお気に入りのオブジェが並び、住まう人と家がしっくり馴染んでいる様子に嫁がせた側としては、こんなに大切に育んで頂いている事が嬉しいったらありません!(*’▽’)

家は人が暮らして居るからこそ、キズが付いたりするのは当たり前のこと。時を刻んで傷だらけになった無垢の床も、削り直しでまた生まれ変わる事ができます。傷の付いた無垢の床でもその肌触りや柔らかさで、そこに暮らすご家族を守ることが出来たら、私たちは本当に幸せです。

これからも困った時は、ご相談下さい。

お家の掛かりつけ医が参ります!

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