2020年2月28日
太陽光発電の売電価格が20円/Kwhになり、買電価格は24円/Kwhからさらに値上げするのかもしれません。電気料金が上がる原因はいろいろありますが、太陽光発電を付けた人に過剰な売電価格を10年間、大規模発電では20年間も保証して、その電力会社が買い取る費用を一般の電気利用者に負担させているというのはいかがなものかと思います。
しかも世の中の風潮は「電気はクリーンエネルギー」と言って全てのエネルギーに代わるオールマイティーなエネルギーだと宣伝しています。でも現状は火力発電所をフル稼働で、旧式の発電設備まで動かしてCO2を巻き散らかしている状態です。
電気の優れているところはたくさんありますが、欠点もあります。送電された電気で未使用の分は放電されるしかなく、火力発電も原子力も、夜間の発電量を調整しても止めることはできません。その使い道のない夜間電力を使ってお湯を作るのがエコキュートですが、夜間電力を安く使えますが、決してエコロジーだということではないのです。
エネルギー変換率(太陽エネルギーを利用できる割合)
2019年現在の太陽光発電のエネルギー変換率は約20%です。一方、太陽光を熱で利用するエネルギー変換率は約50~60%です。2.5倍から3倍もの差があります。
家庭内でエネルギーの使用状況は約41%が「照明・家電・その他」、約2%が「冷房」、約26%が「暖房」、約31%が「給湯」です。暖房と給湯で57%にもなりますが、これを太陽の熱利用にすることは大きな効果があります。
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