会長の「ちょいと聞いてよ!vol.5」~高性能住宅に、なぜ補助金?~

2020年4月13日

「できるだけ安く家を手に入れようとしているのに、どうして高性能な住宅を建てられる裕福な人達に補助金がでるの?」と、あなたは思いませんか?

これから弊社で基礎工事が始まるS様邸の1年間のエネルギー消費量を算出し、平成28年基準の断熱性能の家と比較してみます。単位はGJ(ギガジュール)です。
H28年基準の家は135.4GJ/年、一方S様邸は92.0GJ/年ですが、もっと理解しやすいように金額に換算してみましょう。

◇H28基準の家
135.4×2,560=346,624円/年
◇S様邸(ソレイユよりも高性能)
92.0×2,560=235,520円/年

年間で111,104円の差が出ます。更にお金だけではなく燃料が節約でき、CO2の発生も減ることになります。ありがたいことに、家の中どこへ行っても温度差がなくヒートショックを防ぎ、ひいては健康保険医療費を減らすことになります。

ここに住宅ローンを加算して考えてみましょう。
H28基準の家・・・2,000万円
高性能なS様邸・・・2,500万円
をフラット35とフラット35Sで35年ローン(借入90%)とした場合、上記のエネルギー料金を加えると、

◇H28基準は
53,107 ×12+346,624=983,908円/年
◇S様邸は
63,724×12+235,520=1,000,208円/年
となりますが、S様邸は高性能なゆえに「グリーン化住宅補助金」1,100,000円の申請をすることができます。

《back number》
■vol.1:エコロジーとエコノミー
■vol.2:ソレイユのような温かい家にしよう
■vol.3:床暖房リフォームは大変?
■vol.4:床暖房に無垢床材は大丈夫なのか?

このページの先頭へ戻る