2020年6月19日
現在、受付中の経済産業省「断熱リフォーム補助金」の一番の特徴は【住みながらできる断熱リフォーム】という点です。高性能断熱パネルを使うことが条件になっていて、いまある壁の上にこの断熱パネルを重ね張りすることで、既存の壁を壊す作業がなくなり、作業日数を減らすことができ、工事費用も減らすことができました。家具の移動から断熱工事、内装工事まで一部屋ごとに仕上げていけば暮らしながら工事ができます。一部屋当たり1週間くらいで完了します。
ただし、断熱パネルの厚さが38㎜ほどありますからその分部屋が狭くなるので、これが嫌だという方はこれまでどおりに内壁を壊して断熱材を挿入して下地材を張りクロスや珪藻土で仕上げる方法を選ぶとよいでしょう。でも、この補助金を使うためには少なくとも部屋の一面以上に断熱パネルを使う必要があります。台所などシステムキッチンに取り換えるような場合は工期が10日位かかりますから、その間は調理ができません。現場担当者と打ち合わせをお願いいたします。
この補助金申込みの代行は7月10日までにお申し付けください。
《back number》
■vol.1:エコロジーとエコノミー
■vol.2:ソレイユのような温かい家にしよう
■vol.3:床暖房リフォームは大変?
■vol.4:床暖房に無垢床材は大丈夫なのか?
■vol.5:高性能住宅に、なぜ補助金?その1
■vol.6:高性能住宅に、なぜ補助金?その2
■vol.7:高性能住宅は高くない
■vol.8:断熱性能はどこまで上げればいいのでしょうか?
■vol.9:システムキッチンと台所の断熱改修・ハウマッチ?
■vol.10:夏の住み心地を検証してみましょう
■vol.11:住まいの快適さをデータで実証
■vol.12:断熱性能を表すQ値とUA値
■vol.13:国が大きな補助金を出してまで断熱にこだわる訳
■vol.14:太陽熱で全館暖房という選択
■vol.15:快適な家を安く手に入れたい